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フェントンのブルードッグウッド・オン・カメオサティンのキャンディーボックスです。

Blue Dogwood on Cameo Satinは1980〜1982年に製作された、柔らかな白い色合いのガラスの上に青いDogwood(ハナミズキ)の花が描かれた、とても可愛らしくて上品な作品です。

これらのハナミズキの花は全て手書き、とても良い雰囲気です。

ちなみに、サティンとはサテン生地の意味。

布地を思わせるザラザラしたすりガラス状の表面となっています。

このデザインについてはちょっと面白いエピソードがあります。

デザイン発表当初、5枚の花弁がついたパターンが描かれたそうですが、ハナミズキの花は4枚の花びら。

あちこちから突込みが入ったそうです。

デザイン部が描いた後で営業部がハナミズキの名前をつけたからだ、とかいうようにデザイン部と営業部の責任の押し付け合いがあった、という微笑ましい(？)エピソード付き。

いずれにせよ、すぐに4枚のデザインに変更して生産を続けたそうですが、もしも5枚の花弁のBlue Dogwood on Cameo Satinを発見したら、このエピソードを思い出してください。

レアもの、ということでもあります。

こちらのキャンディーボックスは先が尖った取っ手のついた蓋と、シンプルな形のボウルでできています。

蓋にはまだフェントンのシールが残っています。

1980〜1982年に作られた作品で、キズ・欠けのない素晴らしい状態です。

メーカーFenton 種類キャンディーボックス デザインBlue Dogwood on Cameo Satin 状態Excellent サイズ キャンディーボックス直径13．5　高さ11．0フェントン社(Fenton Art Glass Company)は1905年に創業の 米国ウェストバージニア州にあるガラス工芸工房。

カーニバルグラスやホブネイル・パターン、 オパールセントやミルクグラスなどを組み合わせて 多種多様かつ独特なデザインを数多く生み出してきました。

フリルやホブネイルのトゲトゲを大胆に使ったデザイン、 多様な色使いは部屋を可愛らしく彩ってくれることでしょう。

不況により2007年には廃業の危機に立たされましたが 不死鳥のように甦り、今なお意欲的な新しい作品を 次々と生み出しています。